効果的なアドバイスに必要な2つの要素とは・・・?

コーチングでもコンサルティングでもカウンセリングでも、
クライアントへ向けて「アドバイス」をする機会が数多く存在します。

どのケースでもクライアントのことを思ってアドバイスをするハズですが、
受け入れてもらえないケースや反発されてしまうケースもあります。
使い方によっては、諸刃の剣というわけです。

効果的なアドバイスと、そうでないアドバイスの違いはどこにあるのでしょうか?
実は、効果的なアドバイスには2つの要素が必要不可欠です。

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アドバイスなんて聞きたくもない

よっぽど素直な人なら別ですが、
人は、アドバイスなんてのは基本的には聞きたくもないと思っています。

特に嫌いな相手や、初対面に近いような間柄の相手であれば、なおさらです。
どんなにタメになるような金言を言われたところで、
言われた相手を信頼出来ていないような場合、聞き入れたくないハズです。

もし、そんな状況なままでアドバイスしようものなら、逆効果。
もちろん、相手の反応は様々ですよ。

「うるさいなぁ」
「わかってます」
「本当なのそれ?」
「・・・そうですか。(ふ〜ん、偉そうなこと言うなコイツ)」

いずれの場合も、納得感が無い反応。
アドバイスしたとしても、受け入れる側に納得感がなければ、効果は皆無。
行動すら期待出来ないことでしょう。

言いたかったのは、アドバイスの言葉そのものの効果は薄いということです。

では、何が重要なのでしょうか。

 

何を言ったかよりも、誰が言ったか

アドバイスで最重要なのは、ズバリ、信頼関係です。

信頼関係とは、アドバイスをしてくれる相手に対して、
アドバイスを受ける側が好意を持っていること。
その内容を信頼出来るほどの能力を持っていると認めていること。

これ無くして、アドバイスの効果はゼロと言っていいでしょう。

 

絶大な信頼感

野球のスイングのアドバイスをイチローさんがしたら、高校球児は熱心に聞き入れることでしょう。
しかし、仮に全く同じ内容のアドバイスだったとしても、が伝えたところで、誰も聞く耳を持ちません。

私は野球はズブの素人だからです。
高校球児も私に野球の能力がないことがわかれば、
「テキトーなこと言ってんな」とすぐに見抜くからです。

仮に私が、「・・・ってイチローさんが言ってたんだけどね」と付け加えたところで無駄です。

しかし、ある程度野球経験がある野球のコーチが言うなら・・・
ケースバイケースでしょうが、効果はありそうですね。

 

アドバイスは、言っている人は誰なのか、がまず前提になります。
そして、その人の能力を信じられるか、というところも大切な要素です。

じゃあ、示せる実績が無いと絶対ダメなのか?
いいえ、そうではありません。

 

実績が見えなくても、能力があればOK

先日ジムに行ったとき、あるインストラクターにアドバイスをお願いしました。
  (嫁と勝手に「名人」と命名していますので、この記事の中では「名人」とします・・・笑)

 少し前にランニングで足を痛めたことを話し、走り方を見てほしい、とお願いしたんです。

名人は快く引き受けてくださり、
「フォームを見ますので、ルームランナーでいつもの通りに走ってみてください」と言いました。

Running

 

 

 

 

 

 

走り始めてものの20秒ぐらいでしょうか、横に来て、

「痛みが出るのは右足だけですか??」と。

かかとから外側にかけて痛みが出る、とは伝えていたんですが、
特にどっちの足とか言ってなかったハズなんですが・・・

驚きました。
名人の目はやはり鋭い、
高い能力を持っている証ですね。

こういう一件があると、一気に信頼感が増幅されますよね。

 

その後で気づいたんですが、名人はジムのフィットネス部門の責任者で、
他のインストラクターやジム通いしている人にも信頼されています。
インストラクターは皆そうですが、元気も愛想も良いので、
もの凄く接しやすい人です。

名人に見てもらい、走っているフォームがどうなっているのかと、
改善するためのアドバイスも2つもらいました。

 

信頼関係を一気に作るポイントとしては、

相手の期待を大きく超えるパフォーマンスを見せること

です。
先の名人のようなことが出来れば、バッチリですね。

 

最低、専門分野においての質問は適切に答えること。
逆に、質問にすら答えられなければ信頼感は一気に消え失せると言っても過言ではありません。

 

実践されるアドバイスにするために

さて、信頼関係は築けたところで。
アドバイスは何のためにするのでしょうか?
アドバイスは誰のためにするのでしょうか?

もちろん、クライアントためですね。
さらに言えば、クライアントの行動を僅かでもプラスに変えるためです。
言った側の満足で終わっては何の意味もありません。 

ですので効果的なアドバイスに必要な第二のポイントは、実践可能であることです。

 

実践可能なアドバイスとは?

極端にレベルの高すぎるアドバイスでは、やる前から諦めてしまいます。

かと言って、極端に簡単なアドバイスでは、すぐにクリアしてしまいます。
(継続的にフォロー出来るなら、それもアリです。)

クライアントの状態をよく見た上で、
クライアントが一段上のレベルに上がるのに必要なことをポンと置いてあげる

ような感覚のアドバイスが良いでしょう。

 

イメージが将来を作り上げる

人は、イメージ出来ないことは決して実現できません。

難しすぎるアドバイスがすぐに諦めてしまう原因は、それを実践しているイメージが湧かないからです。
イメージが湧かない→実現できない、という仕組みです。

これからランニングを始めようと思い立ったときに、
42.195kmを2時間で走りきる姿をイメージしろと言われて、出来る人はいません。

走ったことがないなら、まずは5kmを走りきれるイメージを持つ。
こっちが先です。
モノには順序がありますから。

まずは5kmを走りきるイメージ、身体の使い方、ペース配分。
なんとか走りきれたら、次は10km、20km、25km、30km・・・というふうに、
徐々にイメージできるレベルが上がっていきます。

時間を短くするのは、それからさらに上のレベルです。

 

イメージのレベル感を身につける

また、イメージできるのは、最大でも現実の3倍まで
それ以上のことはイメージすることが出来ないと言われています。

10km走れても、42.195kmはまだ無理なんですね。
15km走れてようやく、というレベルです。

逆に言えば、35km走れていれば、もう簡単にイメージ出来ます。
30kmでも、25kmでもなんとかイメージ出来るでしょう。

最大でも3倍ですから、20kmだともしかすると難しいかもしれませんね。

やっとハーフ、というレベルですから。

 

このようにクライアントのレベルにあった目標値を設定し、
そのクリアのために必要な行動をアドバイスする、というのが、
実践可能なアドバイスのポイントですね。

アドバイスを受ける側も、自分自身の状態を適切に把握しておかないと、
高すぎるアドバイスに狼狽してしまうことになりがちです。

 

効果的なアドバイスに必要不可欠な2つのポイントのまとめ

効果的なアドバイス。

それは、

 ・アドバイスを受ける側が、アドバイスを与える側を全面的に信頼していること

 ・受ける側のレベルに応じた、具体的に可能な行動を示すこと

です。

 

一般的なアドバイスの話をしてきましたが、
コーチングでも「信頼関係」が特に重要です。

クライアントの心の奥の思いを語るのに、
信頼できないコーチに話したがる人はいません。

皆さんも、コーチを選ぶときは、
「信頼関係」を第一に考えて判断してください。
いいコーチに巡り会い、あなたの成果が飛躍的に上がることを期待しています。

 

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